栄養について、管理栄養士として伝えたいこと。

まつだ整骨院

2014年08月27日 12:53

みなさんこんにちは

エメルーチェ管理栄養士の松田です。

本日のブログは管理栄養士として一言。

下の表をご覧ください。 ↓ ↓ ↓ 



一目見ればわかる通り、野菜の栄養素が激減してます!!!

なぜこんなことに

理由はいくつかあります。

①農法が変わった。
土で栽培するのが当たり前だった昔と比べ、今では室内で水やスポンジに肥料を溶け込ませ栽培する方法も多くなりました。
土と比べ栄養素の種類も少なく、栄養素の量も肥料のさじ加減で変わってしまいます。(コストを考えるとどうしても栄養の少ない肥料になる?)

また、栽培期間も昔より短くなってるので、見た目にも栄養素的にも貧弱な野菜が増えています。
(昔のほうれん草は、葉も大きく、色も濃かったです。そして葉がしっかりとしていたので茹でるのにも時間もかかっていました。)

②流通が変わった。
流通の発達していなかった昔は地産池消が当たり前でした。朝とれた野菜をその日の昼や夜に食べることができました。
しかし今は、産地から全国に輸送され、青果市場や小売店を経由してようやく消費者の食卓に届きます。
(価格安定のために長期間倉庫で保管されることもあります)

収穫してから2~3日経ったものはざらで、外国産などは1週間以上経ったものも多くあります。
栄養素(特にビタミン)は時間とともに失われるものも多いので、栄養素の少ない食品を口にすることになります。

③消費者のニーズが変わった。
野菜の味には甘味、酸味、苦味、うま味、塩味、辛味、渋み、あく味などがあり、これらの要素を形成しているのが野菜の持つ"栄養素"です。
昔の野菜は苦味や渋みが多く、それが子供が野菜嫌いになる原因でもありました。
今の野菜は品種改良が重ねられ、おいしい野菜が増えてきましたが、その分栄養は失われてしまいました。

農家の方々も昔の野菜の良さを知っていますが、売れる商品(甘くて、食べやすくて、形が良くて、安いもの)を作らなければ生活できません。
(一部チャレンジされている方たちもいらっしゃいますが少数です)
消費者のニーズが変わらない限り、栄養たっぷりの野菜が戻ってくることはありません。

大きな理由はこんなところでしょうか。

これ以上栄養素が減ってしまっては困りますが、輸入が増えたり、消費者が「より食べやすい野菜」を望めばさらに悪化しそうです


話は変わりますが、私も前職(老健施設)での献立作りの際にはこのことで苦労しました。

栄養基準を満たした食事を作らないといけないのですが、野菜に含まれる栄養素が年々減っているので大変です

野菜の量を増やせば栄養は補えますが、ご年配の方の胃に収まりませんし、なによりお金がかかります・・・。

それで結局のところ「鉄分入りゼリー」や「カルシウム配合食品」などを使うことになります。

これって言うなれば「サプリメント」です。

「栄養は自然の物から摂るべき!!」と考えていた当時の私としてはかなり抵抗がありました。

今は考え方が変わって「健康のためにはサプリメントに頼るときは頼る!!」って思ってますけどね

ただし、頼る場合はサプリメントを選ぶ際の正しい知識が必要になります。

サプリメントが乱立する世の中ですので、選び方を知っていないと新商品が出るたびに翻弄されることに

知識と言ってもポイントはたった3つです。

覚えておけばサプリメント選びが大変楽になりますので、次回のブログでお伝えします!!

次回お楽しみに!!

それでは本日はこのへんで

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