管理栄養士のダイエットサロン♪　鹿児島市　エメルーチェ　ブログ

以前ブログで「食事って何のため？」という記事をお伝えしました。

そのブログでの内容では食事の目的は

「生きて行くため」&「楽しむため」と分けましたが、

今回は食事の目的を別の見方で2つに分けてみます。

そうすると、またひとつ正しい食事の仕方が見えてきますよ

それでは早速


「食事」には2つの目的があります。

それは『栄養素の補充』と『エネルギーの補給』です。

わかりやすく説明するために、それぞれを車に例えながらお話します。


最初は『栄養素の補充』について

『栄養素の補充』は車で例えると、エンジン、ラジエーター、タイヤ、バッテリー、ワイパー、などの部品の修理や交換をすることです。

車も長く乗っていると調子が悪くなりますよね。

新車の時と比べてスピードが遅くなったり、燃費が悪くなったり、ガタガタ変な音が出たり・・・

そんな時はどうしますか？

修理（部品交換）しますよね？

直したら調子が良くなってまた使えますからね(^^♪

直さなくてもしばらくの間は走ることは出来るでしょうけど、段々調子が悪くなって、いつかは動かなくなってしまいます。

修理している車と比べたら、その寿命は明らかに短くなります。



人間の体も車と同じで、

日々使っているうちに、少しずつ壊れてゆきます。

脳・心臓・肝臓・心臓・腸・筋肉・骨・皮膚なども細胞レベルでは日々どんどん壊れています。

もちろん壊れっぱなしではよくないので、ちゃんと修理もしています。

ただし修理するには車と同じで「部品」が必要で、その部品が人の場合は『栄養素』なのです。



次は『エネルギーの補給』についてですが

『エネルギーの補給』は車に例えると、ガソリン給油です。

車を走らせるためにはガソリンが必要ですよね。

ピカピカの新車も、ガソリンを入れなければ走れません。

それでは人の体においてガソリンに相当するのものは何でしょう？

それは主に「炭水化物」「脂質」です。

炭水化物とは簡単に言うと糖質のことで、ご飯やパンや麺に多く含まれます。

脂質とは簡単に言うと植物の種や肉などに含まれる油です。

ともに体の中で燃焼されて体を動かすエネルギーになります。

＊炭水化物も脂質も栄養素（部品）の一部にもなりますが、熱量（カロリー）が高いため燃料としての働きが大きい栄養素です。


こうしてみると「栄養素の補充」と「エネルギーの補給」ともに大切なことが分かると思います。

どちらかを疎かにしていいということはありません。

しかし、問題はそのバランスです。

現代の食事は「栄養素の補充」は足りなくて、「エネルギー補給」は過剰になっています。

（ブログ記事「管理栄養士として伝えたいこと」参照）

修理が足りなくてあちこちボロボロの車に、ガソリンをこぼれるほど注ぎ込んで、無理やり走らせているのと同じです。

車はボロボロなので性能は低いのにガソリンたっぷりで重たいのでかえって走りません。

そしていつか壊れます。

ある日突然動かなくなることも

人の体も同じだとしたら・・・。


考えると怖い話ではありますが、救いはあります。

車の修理は専門的な知識と技術が無ければ出来ませんが、体の修理は誰にでも出来ます。

正しい食事を心掛ければ良いだけです

体重オーバーしていて体調の悪い方は、

「栄養素の補充」を優先し、「エネルギーの補給」は控えてみてください。

ピカピカの新車によみがえるかもしれませんよ

それでは今日はこの辺で

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「正しい食事を心掛ける」って具体的にはどうやったらいいの？

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